ローコスト住宅と一般住宅での建築費の差を知ろう

建築費を計算する女性マイホームを検討している人にとって、自分の希望をある程度取り入れることが出できる注文住宅と、不要な部分を最大限カットすることで費用を抑えられるローコスト住宅はどちらもそれぞれ良い部分があるとして悩んでいるという方は少なくありません。しかしマイホームは一生に一度の買い物といわれているほど、非常に重要な買い物といえるので後悔をしないためにも、ローコスト住宅と一般住宅の建築費の差をしっかり理解しておくようにしましょう。

まずローコスト住宅の相場は約1,000万円程度とされ、一般住宅と比較すると約3分の1程度の費用で建てることができます。ローコスト住宅というと品質が低いのではと不安に感じる方も多いですが、基本的に住宅を建てるためには建築基準法などの法律で定められたルールをクリアした安全な住居であることが求められるため、品質に関しては一般住宅との大きな違いはありません。

一般住宅を建築する際に必要となる平均的な資金は、令和元年度の住宅市場動向調査によると約3,235万円といわれています。この建築費の差には、ローコスト住宅の必要最低限のコストで安全な住居を建てるための4つの工夫が施されていることが関係しています。この4つの工夫とは間取りの自由度が低いことや仕入れ費を削減していること、広告費を節約していることや人件費を抑えているといったことが挙げられます。

一般的に注文住宅を建築する際には、一緒に生活する家族の人数や生活スタイルに合わせて部屋数や間取りなどを、ある程度自由に選ぶことができるようになっています。しかしローコスト住宅は建築コストを抑えるためにも、あらかじめ部屋の数や形状が設定されていて、部屋の形状も使用資材を極力減らすためにも四角い間取りを導入している住居が大半です。そのことからローコスト住宅の多くは一階建ての平屋となり、自分自身で家の間取りを選択する自由度が低くなっています。

また注文住宅を建築する際には、耐震性の高さやメンテナンスの頻度を減らすためにも家に使用する材料を選ぶことができる自由がありますが、ローコスト住宅の場合ハウスメーカー側が法律の基準をクリアした同一資材の大量発注を行うことにより、建築費を抑えながら安全な住居を提供することを目的としています。しかし一般的な注文住宅と比べて、資材や設備がグレードダウンしてしまうことは事実なため、細かなところまでこだわりたいという方は注意が必要です。

おすすめ記事